学校を掃除するのは日本特有なのか

公立の小学校や中学校を卒業した人なら誰しも教室の掃除をした経験があることと思います。当番制で放課後に掃除したりしたことがあるでしょう。

なぜ生徒が掃除するのか

この教室を生徒自身が掃除するのは世界的に見て珍しいことなのです。日本では使った教室を使った自分たちが掃除するのは当たり前と先生に教えられてきたものですが、世界では一般的ではありません。

アメリカの学校の掃除事情

アメリカでは基本的にほぼすべての学校で雇われた清掃員が各教室の掃除をします。これは生徒は掃除をするためではなく、学習するために学校に来ているという理論に基づいています。しかし必ずしも清掃員に全てを任せることが教育的に良い方向に繋がるかと言えばそうでもないようです。アメリカでは生徒が教室を綺麗に利用しないという問題が起きています。どうせ掃除をするのは自分たちではないのだからと思ってしまうのでしょう。

これを受けてアメリカも日本のように生徒が教室を掃除するべきという声も上がっています。日本のような制度は将来の自分の家を清掃する際にも役立つ上に部屋を綺麗に利用するという精神が育まれると評価されてきています。

時代共に学校教育も変化してきますが、この清掃文化は残り続けることでしょう。