日本で高等学校を評価するということは、ほとんどそのまま偏差値レベルを評価するということになります。もちろんスポーツにおける評価というのもありますが、しかしそれはあくまでそのスポーツ業界内の話であり、高等学校そのものの評価はあくまで学業ということになります。その観点から、ここでは学業で日本のトップに君臨する幾つかの高等学校を紹介します。
灘高等学校
関西圏で常にトップに君臨する高等学校で、例年東京大学、京都大学の合格者を、トップレベルで排出し続ける日本最高の学業レベルを誇る高等学校です。所在地は兵庫県神戸市東灘区にあり、事務棟である本館は、国の登録有形文化財に指定されている由緒ある名門校です。私立の男子校であり、制服は特に決まっていません。実は明文化された校則も存在せず、その自由な校風が学業に集中できる環境を生み出しているのです。
開成高等学校
日本の首都である東京で、学問における中心的な役割を果たしてきたのが、この開成高等学校です。所在地は東京都荒川区西日暮里で、こちらも私立の男子校となっています。初代校長が元総理大臣、高橋是清であることで知られた名門校で、多くの学生がトップレベルの大学へと進学します。また文科系の部活動が盛んな学校であることも知られていて、「俳句部」、「囲碁部」、そして「弁論部」などは特に有名です。